風の巻129・緑の中・・・(3)

  妻籠宿の様子とその後訪れた馬籠宿の様子を写真で紹介します。

P1060359P1060361

P1060364P1060365

P1060401P1060385

P1060413P1060415_2

  緑の中の妻籠宿、馬籠宿は静かなたたずまいというのがぴったりとあてはまる処で、ゆったりとした気持ちになれました。良かったです。

続きを読む "風の巻129・緑の中・・・(3)"

| | コメント (0)

風の巻128・新緑の中・・・(2)

 脇本陣といえども、造り酒屋を営むだけあって裕福な暮らしぶりです。

 写真の欄間も簡素な中にも美的センスの光る意匠で、右にあるマークのような透かしは「林」をデザイン化したものです。奥谷は屋号であり、苗字は「林」だそうで、このように飾りとして入れられています。

P1060328
  客間座敷の障子にはめられたガラスも中の1枚は、昔のガラスがはめられていました。少しゆらいで見えるのが、往時の様子を再現してくれているようです。

P1060335
  雪国でもある木曽ですので、もちろん囲炉裏もしつらえてあります。

P1060324
 写真右手が土間に近いほうで、左手奥が客間に近い場所です。家族らで座するときに、主人は左手奥に座ります。囲炉裏の中に横長の板が置かれていますが、主人が足を温めるため載せる台になります。

 主人の座の左手(写真の上側)には長男か客人が座ります。主人の向かい側は子供たちの場所です。主人の右手は姑と嫁の場所です。奥(左)が姑、手前(右)が嫁の位置になります。写真ではござが敷いてありますが、実際は、主人側、長男(客人)側と姑の場所だけに畳が敷かれていて、嫁と子供たちの場所は板張りになっています。

  嫁のつらい立場が分かりますね。子供たちは長男以外はいずれ家を出てよそで暮らさなければならず、どのような立場になろうとも辛抱して頑張れるよう家にいる間から板間に座って、主人などのために煙りにいぶされながら薪をくべていたそうです。

 裕福な中にも当時の厳しさもあらわれている囲炉裏の話でした。

 

| | コメント (0)

風の巻127・新緑の中・・・

  新緑がきれいな中、歴史的な風情のある「妻籠宿」を訪ねました。

 

P1060366

 古い木造の家並みが緑の山の姿とよくなじんで、気持ちいいながめを醸し出しています。

江戸時代の参勤交代の道筋にある宿場町なので、本陣や脇本陣が設けられています。

 その「脇本陣奥谷」に入って説明を聞きました。

P1060323
  入口は少し大きな民家といった風ですが、お殿様が出入りする門は写真の右手に構えられています。 本陣と違って、脇本陣はお殿様が泊まられないことも多いため商売をやってもよいことになっていて、ここは、造り酒屋を営んでいたそうです。お酒の銘柄は「鷺娘」というそうです。

P1060338 (続く)

続きを読む "風の巻127・新緑の中・・・"

| | コメント (0)

風の巻126・一枚の風景画?

  風薫る海辺にたたずむ洋館がなにか絵になりそうな雰囲気を漂わせています。

Dscf6142

 後ろには島影が見え・・・どこかヨーロッパの海辺の街かと思えそうですね。

  実は、この洋館は神戸の垂水区にある「移情閣」とよばれる建物です。中国人実業家呉錦堂の別荘に大正4年(1915)建てられたもので、地元では「六角堂」と呼ばれるものです。

 中国の革命家孫文ともゆかりのある建物ですが、そのような歴史を持っているうえにロケーションがまたいいですね。

  ところで、この風景を一枚の絵とすると額縁にあたる周りの枠は何だと思いますか?

・・・  明石海峡大橋の橋台なんです!   ・・・

 後ろの海は瀬戸内海で島影は淡路島です。高速バス乗り場に上がる途中のエレベーター乗り場のフロアーの窓から見た眺めです。

続きを読む "風の巻126・一枚の風景画?"

| | コメント (1)

風の巻125・お見通しよく・・・

  まずは写真をご覧ください。

P1060069

  レンコンのきんぴらですが、実は私が作りました。もちろん初めて作ったのですが、結構おいしく食べられたんですよ。

 レンコンの一番の産地というと茨城県なんです。作付面積、出荷量とも日本一の県です。日本全体の約5割ともいわれていますし、東京市場に出回るレンコンの約9割ものものが茨城県産だとか・・・。霞ヶ浦周辺や土浦辺りが主産地だそうです。はずかしながら、少しも知りませんでした。

  写真のきんぴらの材料のレンコンのはその茨城県の方から送っていただいたもので作りました。シャキシャキとして歯触りも良いのでおいしさもアップしたのだと思います。

  ところできんぴらは漢字では「金平」と書きますが、人の名前が由来とか・・・。金太郎でおなじみの坂田金時の子供の名前が金平なんだそうですが、浄瑠璃のひとつ「金平浄瑠璃」の主人公が坂田金平で坂田金時(金太郎)の息子という設定になっていて、かなり伝説的な人物であり実在したかどうかはややあやしげです。

  レンコンはご存じのように蓮根と書きますが根っこではなく、地下茎ですので茎なんですよね。茎の中に穴が通常8こ空いていますので、これを切ると「見通しがよい」ということでお正月料理に使い、今年一年が見通しよくなりますようにと願って食べます。

| | コメント (0)

風の巻124・雨もまた・・・(2)

 京都の寺々を参拝するとたいてい多くの参拝者や観光客のみなさんで割合にぎやかな場合が多いのですが、今回はとても静かで、心行くまで情緒を味わうことができました。

 コメントで正解がでましたが、このお寺は「長谷寺」です。今は真言宗豊山派の総本山ですが、もとは西暦686年(朱鳥元年)に道明上人という方が当時の天武天皇のため「銅板法華説相図」というものをここらの初瀬山西の岡に安置したのがはじまりとか・・・。

P1060027

 本堂正面には「大悲閣」という額が掲げられています。その前にはどこかで見たような舞台がしつらえてあります。懸造りの舞台で立派なものですが、建物内部にも内舞台が設けられ、本尊の十一面観世音菩薩の前に大きく広がっています。

P1060029

  思うに、これぞ長谷寺というところが「登廊」ではないでしょうか。前回に上から眺めた写真を載せましたが、下からはこのように見えます。下廊・中廊・上廊と分かれていて変化を楽しむことができますが、勾配は少しずつ急になっていきます。でも、結構歩きやすく、三百九十九段も苦になりません。

 平安の昔、京の都からこぞって貴族たちが訪れたそうで、清少納言や紫式部も二度、三度と参拝に訪れたことを思うと、不思議な感じもしますね。

P1060016

 ほかにも、仁王門、五重塔など見どころもあり、ゆっくりと参拝するのにふさわしいところでしょう。参拝を済ませ、門前町のお店で、柿の葉寿司やにゅうめんなどを食べるのもいいものです。

| | コメント (0)

風の巻123・雨もまた・・・(1)

  その日は、結構な雨が降る天気予報で、ところにより風雨が強まり、雷の恐れもあるということでした。そこへ出かけるのを少しためらったのですが、午前中はまだ雨もひどくはないようでもあったので、お客さんをお連れして出かけました。

P1060040

  どこだかおわかりでしょうか?奈良のとある山中にあるお寺です。

では、次の写真をどうぞ・・・。

P1060030

 屋根瓦の見えているのは「登廊 」というものです。わかったきましたか・・・。

P1060022  花の好きな方なら、これでお分かりかと思います。

(続きと答えは次回のお楽しみに)

| | コメント (2)

風の巻121・こんなところしりませんでした(3)

  静かで落ち着いた雰囲気が漂う街並みに出会いました。今の姿は江戸時代の民家の様子を伝えているそうです。そこは奈良県橿原市にある「今井町」です。

P1040219
   国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された街で、東西600m、南北310mほどの区画にある素敵なところです。

 もとは奈良興福寺の荘園でもあったようですが、一向一揆の後、その道場ができ寺内町として町が形成されてきました。周囲には環濠跡があり、一向宗への弾圧から自衛するようになっています。街中の通路も曲りや突き当りが多くあって、一目で町中の様子が窺えないよう、また通り抜けができないようにされています。

P1040224

 写真は漬物屋、豆腐屋さんで、食べ物やさんであれば観光で訪れた人も入りやすく親しみがもてます。食事や喫茶などを楽しむところもあります。もちろん普通の住宅(といって江戸時代の様子を持った町屋なのですが・・・)に暮らしておられる家が多いのです。

 少しおもしろかったのは理髪店で、店には「床屋」という看板が掲げられていました。

P1040230

 帰り際には、カステラ屋さんでおいしいカステラを買って帰りました。

| | コメント (0)

風の巻120・こんなところしりませんでした(2)

  二十年ごとの御遷宮で、伊勢神宮は参拝者等で賑わっているようです。内宮の祭神である天照大御神は今から二千年以上も前に伊勢の地に鎮座されたようですが、それ以前にあちこちを遷御されていました。

 伊勢に鎮座する54年前におられたのが、京都丹後の「元伊勢」の地です。

P1040017

 珍しい黒木の鳥居が設けられた社殿は、もちろん神明造なのですが伊勢神宮と同じく鰹木は十本あり、千木の頭も女性の神を表す水平になっています。

P1040024
 ここにおられたのは、四年だけですが、そのご神徳を慕う崇敬者により伊勢神宮の本宮として「元伊勢」と呼ばれ、今もなお篤い信仰が続いています。

 名前だけは聞いていて訪れたのは初めてでしたが、静かなたたずまいに長い歴史を感じました。

| | コメント (0)

風の巻119・こんなところしりませんでした(1)

  山があれば渓谷はつきものです。山あり谷ありですね。渓谷といえば、黒部渓谷は特に有名で多くの方が訪れたことでしょう。では、下の写真の渓谷がどこかご存知でしょうか?

P1030806
 ちょっとわかりにくいと思います。切り立った崖に挟まれた、渓谷というより峡谷といったほうがふさわしいかも知れません。500万年前のマグマによる柱状節理がとても見事です。

 新潟県十日町市から湯沢町にかけて12.5キロメートルにわたり国名勝と天然記念物に指定されている「清津峡(きよつきょう)」なんです。私もそこへ行くことになるまで、名前も聞いたことがありませんでした。でも、黒部峡谷、大杉谷とならんで日本三大峡谷に数えられているようです。

P1030812

 かつては渓谷沿いの遊歩道からの観光だったのですが、落石死亡事故があったため、通行禁止となり8年ほどは渓谷美を眺めることはできませんでした。でも、多くの人からの要望を受け、歩道トンネルが建設されることになり、1996年(平成8年)10月1日に清津峡谷トンネルが開業したのです。全長は750mありますが、安全に通行でき観光も安心です。

続きを読む "風の巻119・こんなところしりませんでした(1)"

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

京都 旅行・地域 自然・環境