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京の巻132・見事によみがえりました!

  桜、新緑と木々のもつ華やかさ、明るさに心が満たされる季節が続きますね。少し前ですが、皆さんもおなじみのあの寺院にいってきました。

 1年半ほど前から御堂の修理が行われていて、あらかたの修理ができ拝観できるようになったところです。
 

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  この建物は、平安時代の1053年に建立されたものです。およそ一千年前の姿が見事によみがえったのです。・・・といっても誰も当時の姿を見た人はいないのですが。

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 もうお分かりでしょう。十円と一万円に関係あるというのもヒントになりますね・・・。

 以前は時代を感じさせる姿で、屋根の両端の飾りものも緑青で“渋い”感じで歴史を、つまり長い時を感じさせるものでしたが、これも見事によみがえったようです。

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「金色に輝く鳳凰」の姿は綺麗でした。本来は本尊の阿弥陀如来を祀ってある御堂なので、「阿弥陀堂」というのですが、この鳳凰が極めて目立つところから「鳳凰堂」というほうが通りがよいようですね。・・・宇治にある「平等院鳳凰堂」でした。

 ところで、このお寺は藤原道長のこどもの頼通が別荘を寺院にしたものですが、何宗だと思いますか?17世紀ころからは天台宗と浄土宗を兼ねていたそうですが、今では宗派に属さない単立の寺院だそうです。

 他のお寺と少し違って、あまり線香くさい感じはしません。それは阿弥陀様、鳳凰それに池を面前にしつらえた庭が「極楽浄土」をあらわしているといわれるように、一つの究極の世界をあらわしてるからかも知れません。

 お祈りしなくてもすでに極楽浄土にいるような・・・ちょっと不思議な場所ですね。 

 最後にもうひとつ、この場所の別荘は頼道の手に渡る前には幾人かの所有を経てきているのですが、もともとは源融(みなもとのとおる)が作ったものです。源融は「源氏物語」の光源氏のモデルといわれている人物で、源氏物語ゆかりの宇治にふさわしい人物なのが興味を引きますね・・・。

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