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風の巻120・こんなところしりませんでした(2)

  二十年ごとの御遷宮で、伊勢神宮は参拝者等で賑わっているようです。内宮の祭神である天照大御神は今から二千年以上も前に伊勢の地に鎮座されたようですが、それ以前にあちこちを遷御されていました。

 伊勢に鎮座する54年前におられたのが、京都丹後の「元伊勢」の地です。

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 珍しい黒木の鳥居が設けられた社殿は、もちろん神明造なのですが伊勢神宮と同じく鰹木は十本あり、千木の頭も女性の神を表す水平になっています。

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 ここにおられたのは、四年だけですが、そのご神徳を慕う崇敬者により伊勢神宮の本宮として「元伊勢」と呼ばれ、今もなお篤い信仰が続いています。

 名前だけは聞いていて訪れたのは初めてでしたが、静かなたたずまいに長い歴史を感じました。

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風の巻119・こんなところしりませんでした(1)

  山があれば渓谷はつきものです。山あり谷ありですね。渓谷といえば、黒部渓谷は特に有名で多くの方が訪れたことでしょう。では、下の写真の渓谷がどこかご存知でしょうか?

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 ちょっとわかりにくいと思います。切り立った崖に挟まれた、渓谷というより峡谷といったほうがふさわしいかも知れません。500万年前のマグマによる柱状節理がとても見事です。

 新潟県十日町市から湯沢町にかけて12.5キロメートルにわたり国名勝と天然記念物に指定されている「清津峡(きよつきょう)」なんです。私もそこへ行くことになるまで、名前も聞いたことがありませんでした。でも、黒部峡谷、大杉谷とならんで日本三大峡谷に数えられているようです。

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 かつては渓谷沿いの遊歩道からの観光だったのですが、落石死亡事故があったため、通行禁止となり8年ほどは渓谷美を眺めることはできませんでした。でも、多くの人からの要望を受け、歩道トンネルが建設されることになり、1996年(平成8年)10月1日に清津峡谷トンネルが開業したのです。全長は750mありますが、安全に通行でき観光も安心です。

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森の巻131・夏の想い出(5)

  いくつか高山植物を紹介してきましたが、「高山植物の女王」ともいわれるコマクサを見てみましょう。

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薄桃色と白色の混ざった花は高山の砂礫のある場所でよく目立ちます。背が低いのでだいたい上の写真のようなイメージで見ていますが、駒(馬)草とよぶのは、花の様子が馬の顔に似ているからともいわれているので、下から間近に見てみました。

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 どうです。馬に似ていますか?ケシ目ケマンソウ科の植物で高山の環境の厳しいところに生育します。可憐な花ですが、自然環境の厳しい場所に生育するだけあってその根は50~100センチメートルにもなるそうです。ちょっと思いが至りませんでした。

 実は白色のコマクサもあるのです。下の写真がそうです。

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 さしずめ白馬の群れといったところでしょうか。これに跨るのが白馬童子といってしまうと歳が分かってしまいますね~。

 さて、コマクサは北海道から東北、北アルプス、八ヶ岳などの高山に分布しているのですが、南アルプスでは、見られなくなってしまったそうです。実は甲斐駒ケ岳にも多く生育していたのですが、薬草として採取されてしまいもう絶滅したとか・・・。残念なことです。薬草ということは、毒があるということで、アルカロイドのモルヒネに似た成分が含まれているとされています。

 ”高嶺の花”(コマクサの花言葉)にはとげ(毒)があるというたとえでしょうか?

   (※今回の写真は「白馬五竜高山植物園にて撮影しました。)

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