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森の巻129・夏の想い出(3)

  今回はおなじみの「チシマギキョウ」と「クルマユリ」を紹介します。キキョウは秋の七草の一つですが、チシマギキョウもその仲間(キキョウ科)ですが、ホタルブクロ属に属します。

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 高山の岩場に生えていることが多く、大変よく似たイワギキョウもあるので、よく見ないとわかりません。見分けのポイントは、葉が狭く細長いものであればまずチシマギキョウですが、イワギキョウと似た葉のものもあるので、花(花冠)の内側に毛があるのがチシマギキョウ、毛の無いのがイワギキョウです。現地ではイワギキョウと思ったのですが、帰ってから写真をよく見てみると花冠の内側に少しですが白い毛があるのがわかりました。ですからチシマギキョウです。分布域もほぼ同じなので、高山でキキョウらしきものを見つけたら、花の内側に毛があるかないかを見てみましょう。

 

  もう一つ、高山植物で目立った色をしているのが「クルマユリ」でしょう。高山植物でユリといえばクロユリを第一に挙げる人は多いと思いますし、私もクロユリをみれば「おお!クロユリだ。」と思うのですが、それは高山以外では見られない珍しさからです。

 クルマユリはオニユリやコオニユリとよく似ていて、高山に行かなくても何となく見慣れたユリの花と思いがちです。確かにそうなんですが・・・。綺麗な色の高山植物の中でも、この花の色はひときわ目立つように思います。周りの緑の中でくっきりと咲く姿は結構いいなと思うのですが、皆さんはいかがでしょう。

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  クルマユリの見分けのポイントは、茎の途中から出る葉が放射状に輪生しているところが車のように見えることです。このクルマユリに近縁のユリとして、鬱陵島(ウルルン島)原産のタケシマユリがあります。黄色の肉厚な花被片をもつのですが、ほとんど見ないですね。

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