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京の巻129・お隣でした・・・

 前に紹介した金戒光明寺のすぐ隣に”真如堂”という寺院があります。天台宗のお寺で「真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)」というのが正しい名前です。天台宗ですから、もとは比叡山延暦寺にあり、戒算上人が延暦寺常行堂にあった阿弥陀如来をあの藤原道長の姉(詮子)の離宮に祀ったのが始まりだそうです。平安中期の永観二年(984)のことです。

 その後応仁の乱など様々な変遷があって、今の本堂は江戸時代の享保二年(1717)に上棟されました。

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 なかなかりっぱなお堂ですね。そのお堂の横にある桜の樹が植わっていました。もう花の時期は過ぎていましたが、少し変わった特徴がありました。ふつう桜の樹皮は皮目(ひもく) が横にいくものです。しかしここの桜はむしろ縦方向にありました。

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縦に筋がいっているのが分かると思います。この桜は徳川家光の乳母であった春日局がその父斉藤利三を弔うために植えたものです。植えてから300年以上も経っていたそうですが、伊勢湾台風で折れてしまいました。しかし、数年後に折れた幹からわずかに育つ芽があり、それが大きくなったものだそうです。名付けて「たてかわ桜」といいます。巨樹の多い江戸彼岸系の品種のようです。ちょっと珍しい桜に思わぬところでお目にかかりました。

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本堂を背景にした「たてかわ桜」です。

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