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森の巻124・本当はここではありませんが・・・

  真如堂の本堂前にこんな樹木が生えていました。

P1020831

 その名は「ハナノキ」といいカエデ科カエデ属の樹です。春、葉を展開する前に花を咲かせ、その色が紅色でよく目立つところからハナノキと呼ばれるようになったそうです。このときはすでに葉が開き始めていましたので花は見られませんでした。

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 雌雄異株の樹で雌花の雄しべと雄花の花弁はその数や形が退化の傾向にあるので、この樹のそばにある説明には「花弁がない」とありましたが、まったくない訳ではありません。

 このカエデの果実は開花後約1か月で成熟するので5月初めころから中ごろに落ちてくるようです。

 実はこのハナノキは通常この辺りでは見られません。恵那山を中心とする半径30kmの岐阜、長野、愛知の県境地域とそこから100km大町市の居谷里湿地にだけ分布する極めて狭い分布域をもつ植物なのです。ですから、京都の地に自然に生育しているわけではありません。

 下見の写真のように植樹されたものです。

P1020832

 昭和天皇の御大典を記念して、福島で買い求められ京都植物園に植えられたもののうちの1本を昭和4年に三井家が真如堂に寄付したものということです。京都植物園は三井家の寄付を受けて作られたものなので、そのお礼としてこのハナノキを譲り受けたのでしょう。
 花の時期か紅葉の時期にもう一度訪れてみたいものです。

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございます。そうでしたね。そちらではイタヤカエデのことを「花の木」と呼ぶんでしたね。花が満開の様を見てみたいものです。紅葉もきれいでしょうね。

投稿: 森太郎 | 2013年5月25日 (土) 16:15

当農園の名前は「花の木」いいます。これはイタヤカエデの別名で、早春に他の花に先駆けて開花し、木全体を被う様は、さながら花の木という感があり、これをイメージしました。
また当町名、板柳町は板屋野木(イタヤカエデ)と柳(シロヤナギ)が広く生い茂った岩木川原に栄えた町で町名の由来はここからきています。
このことから当地域で花卉栽培をし、地域の人達と共に発展していこうという思いを込めて当農園を「花の木」と名付けました。

投稿: キタゴン | 2013年5月19日 (日) 07:42

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