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京の巻128・ここもゆかりの場所です

  旧京都府庁の中庭に咲く「容保桜」をご紹介しましたが、京都守護職松平容保の京都での本陣とされた金戒光明寺に出かけてきました。

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 本来は三門から入るのですが、ただいま工事中のため仕方なく脇から御影堂に向かいました。広い石段を登ると御影堂があります。

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なかなか立派な建物です。ここは浄土宗の寺院で、宗祖法然の坐像(御影)が祀られている場所です。現在の御影堂は、昭和9年の火災後に再建されたもので、昭和19年に落成しています。右手から山の方へ続く階段を上がると、三重塔がありました。

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 階段は少々きつかったですが、振り返ると京都の街並みが見渡せます。容保をはじめ会津藩の藩士たちもここから市中の様子を眺めていたのでしょうね。ここ金戒光明寺も松平容保や会津藩にゆかりの地なのです。

 そんな会津藩士たちも最後は鳥羽伏見の戦いなどで尊い命を落としてしまうことになります。ここには、無念の最後を迎えた藩士を弔う会津墓地があり、歴史の影を思い起こさせます。(合掌)

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森の巻122・この時期はやっぱり、これですね・・・

  桜の季節から新緑の時期へと変わりつつあります。この辺りでは山へ出かけると、この時期はやはりこの花が目立ちます。

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 サクラを背景に手前のピンクの花がコバノミツバツツジです。写真は少し前のものなので、まだサクラが咲いていますが、近所の鴻巣山という丘のような山では陽当たりもよくコバノミツバツツジがほぼ満開でした。(略して「コバミツ」ということもあります。)

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 ごらんの通り葉が三葉になっています。葉が小さく、コバノ(小葉の)と言われる所以です。また葉裏を見ると葉脈が大変細かくなっていますので、一度確かめてみてください。

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 花はご覧のとおり鮮やかな薄紫か薄い桃色のような色で、山地ではよく目立ちます。

「ミツバ・・・」と付くツツジには、ミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、サイコクミツバツツジ、ナンゴクミツバツツジ、キヨスミツバツツジ、トサノミツバツツジ、タカクマミツバツツジ、ヒダカミツバツツジなどがあります。また名前にミツバとつかなくても三つ葉のものもあり、多種多様なようです。世界中ではツツジ属の仲間はおよそ800から1000種もあるとのこと、驚きですね。

 紹介した最後のヒダカミツバツツジは、北海道日高地方に見られるもので、比較的暖かい地域に多いツツジの隔離分布として注目されているとのことです。

 

 

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森の巻121・この場所にちなんで・・・

 発達した低気圧の影響で風雨が強まり、この週末で桜も最後でしょう。それを見越した訳ではないのですが、あるところで桜を堪能してきました。

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 額縁に入った生きた桜~どうですか?粋な計らいですね。後ろの建物で気づいたかたもあるかと思いますが、京都府庁の旧本館の中庭の桜です。6本の大きな桜が満開で、紅白様々な色合いの桜が見事でした。

 今回はその中の1本に注目してみました。

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 2階の廊下の窓から見たところです。中庭の南西隅に植えられています。近づいてみましょう。

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 なかなかすっきりした感じの山桜で、花弁の色合いも、葉の色も落ち着きのある風情です。さらにアップすると・・・。

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  この桜はヤマザクラの一種で、「容保桜(かたもりざくら)」と命名されています。今NHKの大河ドラマ「八重の桜」にも出ている会津藩主松平容保にちなんだ命名ですが、平成22年3月に、京都の桜守として著名な造園家の佐野藤右衛門氏によりつけられました。

 その理由ですが、この京都府庁のある場所は、松平容保が幕末の京都の治安を守るため(孝明天皇を守るため)京都守護職として会津から赴いてきましたが、その上屋敷があった場所なのです。いまの京都府庁の敷地とほぼ同じ広さの屋敷だったようです。

 桜の花弁は通常のヤマザクラより大きめで、花梗も長く、芽出しも茶芽山桜の遺伝子を持ちながら、大島桜系の花の要素も出ているということです。

  容保と直接の縁があるわけではないのですが、場所が取り持つ縁があったという「ことでしょうか。京都ならではのご縁かもしれません。

  ところで、案内していただいと方によりますと、この容保桜の満開の時期はごく短く他の桜の満開と合わせてこれほど見事に咲いているのは珍しいとのことでした。そんな説明にちょと嬉しい気分になりました・・・。

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