« 風の巻・105 名前はいかめしいのですが・・・ | トップページ | 京の巻123・ここも歴史の秘境のように(続き) »

京の巻122・ここも歴史の秘境のように

 

 京都の街中には数々の歴史が秘められています。一方同じ京都府とはいえ郡部になると歴史に埋もれたような場所が点々と散らばっています。奈良にもほど近い相楽郡笠置町にある笠置山寺も小高い山の上にあるので、ちょっと行き難い感じがします。

 それでも一度はと思っていた場所ですので、思い切って出かけてみました。なぜそこに行ったかといいますと、天皇の歴史の中でも特異なものであった南北朝時代の始まりに関係しているからです。鎌倉幕府の討幕を企てた天皇が後醍醐天皇であったことはご存じだと思います。二度目の討幕計画が側近の密告により身に危険を感じた後醍醐天皇は比叡山すなわち延暦寺に逃れようとみせかけ(側近が変装して比叡山に行った。)、天皇自身は東大寺、金胎寺を経て逃れたのが笠置山にある笠置山寺でした。

 

P1010420

P1010431

 ところで、ここは巨岩の多いところで二つの大きな磨崖仏が彫られています。上の写真は仏の姿が分かりずらいのですが、これが本尊の弥勒菩薩磨崖仏です。度重なる火災のために石の表面の線刻も崩れてしまい、肉眼では判然としなくなりました。ただ、最新の特殊カメラで撮影したところ、1300年前の最初の彫刻線が分かったのです。それを見たい方は笠置山寺に行かれると見られます。

|

« 風の巻・105 名前はいかめしいのですが・・・ | トップページ | 京の巻123・ここも歴史の秘境のように(続き) »

京都」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 風の巻・105 名前はいかめしいのですが・・・ | トップページ | 京の巻123・ここも歴史の秘境のように(続き) »