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京の巻121・古いのか新しいのか

  新京極通も三条通に近づいてきましたが、古びた感じの京町屋で古本を商う店がありました。あまり知られていないかもしれませんが、その筋では名の知られた書店で「佐々木竹苞書楼」という店です。写真をごらんください。

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二階の白壁にある窓は”虫籠窓(むしこまど)”で、一階の店の前の左右で書籍を積み上げてあるのは、”ばったり床几”です。この床几は商人の町屋では商品を並べるためのもので、一日の商売が済んで商品を店の中に片づけたあとは、上にはねあげて仕舞います。店側のところが蝶番のようになっていて上げ下ろしが楽にできるようになっているのです。

 このお店、寛延年間創業といいますから1748年~1751年の間に始まった書店で、京都でも屈指の古い書店でしょう。ここへは移転してきたのですが、今の建物は1864年におきた蛤御門の変による戦火で類焼し、直後に建て直されたものだそうです。江戸末期から現在まで150年近くもたっています。創業はさらに古く250年前くらいということになりますから、店は老舗ですが、建物は京都のなかでは新しいともいえるでしょうか・・・でも、やっぱり古い方になるのでしょうね。店の奥にある看板は富岡鉄斎によるものらしいです。

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