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京の巻116・それはここから始まった!

  この夏”お化け屋敷”が流行っているとか、いないとか?節電の夏を涼しく(寒く)過ごそうというらしいですが・・・。おばけとは違いますが、無念の想いをもったままこの世をさった人は怨霊としてこの世に現れ、様々な禍をもたらすと固く信じられていたのは昔の話です。怨霊にであったり感じたりすれば、ちょっと怖くて身震いするかもしれません。

 平安の京の都でも、様々な怨霊が信じられていました。その最たるものは”早良親王の怨霊”でしょう。平安遷都をなしとげた桓武天皇の弟で、長岡京に都があった時、桓武天皇の腹心の部下藤原種継が暗殺されましたが、その事件にかかわったとして淡路島に配流されることになりました。無実を訴える親王は幽閉先の乙訓寺で飲食を一切絶って、死去したといわれます。そのまま淡路島に流され、その後天皇の近親者に不幸が続いたことから”早良親王の怨霊”信仰をうみだしました。

 その怨霊の魂を鎮めるために神社に祭られるようになります。いくつかありますが、その名も「御霊神社」という神社が上京区にあります。

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  この神社には早良親王をはじめ井上内親王、橘逸勢、吉備真備など十三柱の祭神が祀られています。皆それぞれに”怨念”をもった人物だったのでしょうか?

 この神社に関してもう一つ歴史的な出来事があります。室町時代の京都での大きな戦いといえば「応仁の乱」なのですが、1467年1月から1477年11月まで十年余りも続いた戦の始まりが、ここ”御霊の杜”だったのです。

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いまは静かな神社の境内の森といった様子ですが、歴史の影がここにも潜んでいます。

 

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森の巻117・こんな風にも使えます

  暑い中でしたが、森林整備活動などをしている馴染みの森に行きました。拠点にしている場所には広場があり、何かと重宝しているのですが、そこの片隅に大きな水槽を置いています。冬などに火を使うこともあるので防火水槽として利用したり、道具や食器洗いなどにも使っていますが、設置してから5年が経ち表面の茶色塗装が剥げてきました。

  もともとが黄色の製品だったので、当初茶色に塗装していました。でも下見の写真のように結構見苦しい感じになっていたのです。

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 ネットをかぶせているのは、ここにヒノキの樹皮を取り付けるためです。間伐体験などで伐採したヒノキの皮むきをすることがあります。歩道の階段の資材として利用するためにも樹皮をはがします。それを少し乾燥させ、今回水槽の覆いとして利用することにしました。

 

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上は作業中の写真です。

そしてヒノキの樹皮で覆った水槽が出来上がりました。

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いわば”檜皮葺(ひわだぶき)”の水槽と言えるでしょうか?樹皮で覆うことで、見た目がよくなるだけでなく、中に貯めた水に太陽の光が通りにくくなり、水質が悪くなりにくいのかなとも思います。水槽そのものの劣化防止にも役立つかもしれません。

 普段はなかなか利用までに至らない樹皮ですが、こんな風にも使えます。これからも色々と工夫を凝らしたいものです。

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森の巻116・これがあの・・・

  以前の記事で樹の名前がちょっと話題に・・・。アズサ、ヨグソミネバリ、ミズメ云々で少しややこしい話になりましたが、そのミズメが京都の北部の山に生育していました。沢沿いの崖状のところに幹を斜めにして周囲の樹木と馴染んで立っている姿はいいものです。

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 あるがままの様子がなぜか気持ちを落ち着かせます。これを「自然」というのかなと思ったりします。葉の様子を見てみると・・・。

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単葉をアップすると下の2枚の写真のとおりです。

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上は葉裏を、下は葉表です。鋸歯が重鋸歯なのがわかるでしょうか?葉脈は12対あり図鑑にある8~14対に当てはまります。また樹皮を見てみると次の写真のようです。

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これも図鑑によると「灰褐色または暗褐色でなめらか、横に長い皮目があってサクラの樹皮に似ている。」とあり、色は灰褐色としてよいように思いますが、なめらかとは言い難いようです。横長の皮目はそのとおりで確かにサクラに似ています。

 しかし、この樹のなによりの特徴は若い枝を傷つけるとサロメチールの匂いがすることでしょう。私はいい匂いだと思いますが、臭いと感じる人がいるのでしょうか?ヨグソミネバリという不名誉な別名は残念です(でも直ぐに覚えて忘れることはないのですが・・・)。

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風の巻104・一度は行ってみたい

  狭い日本とはいうものの、行ってみたいところはたくさんあります。山好きの人なら「百名山」もそうでしょう。その深田久弥の「日本百名山」の一つに取り上げられているのが「筑波山」です。なにしろ関西からは遠いところに鎮座するものですから・・・なかなか行く機会がありませんでしたが、7月半ばに行く機会を得ました。

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  西(左)に男体山、東(右)に女体山と二つの峯があります。今回はお手軽にロープウェイを利用しました。山頂側の駅は女体山の方にありますので、駅から徒歩で割合直ぐに筑波山の標高の最高地点へ行けます。

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  何気なく埋め込まれた三角点は標高875.87mですが「一等三角点」です。周囲に大きな山がなくほとんど独立峰のような筑波山ですので「一等」もうなずけます。でも筑波山の標高の最高地点は、女体山の岩峰にある標高877mの地点です。

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 その岩峰の上に立つと風が吹いて気持ちよかったうえに、遠方まで見渡せるので爽快感もあります。いい眺めでしたね。一度は行ってみたいと思っていたので、念願かなってというところです。まだの方は一度訪れてみてください。

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