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京の巻115・見上げてみると・・・(祇園祭2)

さて、船鉾も他の山鉾と同じように鉾の周りを染織物で飾っています。ここでは三つの飾り物を紹介しましょう。

 

 まずは前面を飾る前懸(まえかけ)です。

P1000745

綴錦(つづれにしき)という織物で意匠は”上に鶴、下に真向龍”で、作者は山鹿清華という明治生まれの染織家で、昭和8年の制作といいます。龍の顔がなかなかユニークですし、龍と鶴の組み合わせが面白いと思います。

 次に胴体(船体)の横を飾る一つの下水引です。赤い紋の幕の下のものですが、これも龍なのです。ちょっと顔の辺りがわかりませんね・・・すみません、いい写真が撮れていませんでした。

P1000751

  では最後に、鉾の後ろ側を飾る見送りです。

P1000747

これも龍で、昇龍と青海波の模様で織られています。和綴錦という織物で、平成8年復元新調されたまだ新しいものです。青海波というのは、下の方の扇型のような模様で、龍の体の模様(鱗)にも使われていますね。ペルシャ・ササン調様式の古い模様だそうです。

 それでも、全体の雰囲気はとても現代風に思えます。特に龍の顔が・・・。

 

  古い伝統にある祇園祭りですが、古いだけではなく、新しいものも取り入れながら伝統を守っているのは、さすがだと思います。

  7月29日の神事済奉告祭と7月31日の疫神社夏越祭をもって祇園祭りも最後を迎えます。一ヶ月にわたる長い一つの夏の終となります。

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