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森の巻112・なるほどどちらも納得です

  陽のあたる林道脇に少し珍しい樹を見つけました。いつものようにまず葉っぱを見てみたのですが、すぐにはわかりませんでした。でもその樹皮を見て、すぐに「あっ!ヤマナラシだ」と思いました。

 それほどその樹皮には特徴があります。

P1000276

では、まず葉っぱのアップです。

P1000275

 まだ若い葉っぱなので、若干イメージが成葉と違います。

では、その樹皮を見てみると・・・・・。

P1000273

 白っぽい樹皮に四角いというか菱形の割れ目が見えますが、これが皮目でその形が特徴です。

 ところで、ヤマナラシというのは、その葉が風に揺れてサラサラとよく鳴ることから付けられました。これは納得の命名です。しかし、その音を雨と聞きなして「ヨメフリ」と呼ぶのが東海地方です。「嫁降り」でお嫁さんが天から降ってくる訳ではありません。ヨメは夜雨(ヨメ)をさし、夜の雨音を表しているそうです。

 一方よく使う別名は「ハコヤナギ」なのですが、漢字では「箱楊」となるでしょうか。昔、京都ではこの材で扇を入れる箱を作っていたそうです。これもなるほどの命名です。なお、越後では、仏像を作っていたので、「ホトケギ」と言うそうです。

 今、上で「箱楊」と書きましたが、ヤナギ類を表す漢字として「楊」と「柳」がありますね。ヤナギ科の仲間は、大きく分けてヤナギ亜科とヤマナラシ亜科に別れますが、お馴染みのシダレヤナギやケショウヤナギなどはヤナギ亜科で中国では「柳」、ヤマナラシ亜科は「楊」として区別されています。箱柳ではなく箱楊となる所以です。

 (※玄宗皇帝の妃である楊貴妃はヤマナラシ亜科だったんですね??)

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