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森の巻110・ちょっとお借りします

  植物は自ら動くことはできないものの、地面に根を張り茎や幹を伸ばして葉を広げて生活しています。ですから普通は地面にある養分や水分を糧にしているのは、ご存知のとおりです。

 ただ、中には他の植物に寄りかかって生活しているものもあります。寄生植物がそれで、目立つものでは「ヤドリギ」があります。

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 どうでしょう、こんな変な様子の樹木を見かけたことはありませんか?ブナ、ミズナラ、エノキなどの高木の樹上に寄生するので、あまり間近にはヤドリギの様子を見ることはありません。(写真はミズナラです。)

 寄生植物なので水分、栄養は宿主から得ますが、その葉には葉緑素を持ち自らも光合成をします。そしてその実は鳥に食べられ、糞とともに排泄され分布を広げます。実は丸いので普通ならなかなか樹上に付くのは難しいと思うのですが、果肉はよく粘り一度木に着くと離れにくいので、あのように高いところに寄生できるのです。

 

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  上の写真はヤドリギの実です。ヤドリギのついたミズナラの近くに落ちていましたので、多分鳥に食べられずに落ちてしまったと思われます。黄色く熟していますが、橙赤色であればアカミノヤドリギという種になります。

 世界には約1300種ものヤドリギがありますが、あまり役に立つものは少ないようです。それでも、ブラジルには一種のゴムや樹皮からタンニンをとることがあるようです。

 ヤドリギを見つけたら、樹下の周辺をよく見てください。黄色か橙赤色の実が見つかるかもしれませんね。

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