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京の巻113・少々古いんですが・・・これぞ”祭”の一つ

  春うららの陽気にさそわれて、京都の町へ出てみました。五月五日は祝日なんですが、祝日というより”祭”なんです。何の祭り?と思われる方もあるでしょうが・・・葵祭です。「え!確か五月十五日だったよな~?」それも正解です。

 京都の三大祭の一つともいわれる葵祭はいわゆる牛車や斎王代の輿など平安装束に身をかためた大勢の行列が都大路を御所から賀茂社に参列して行くものが、葵祭のハイライトになります。これが五月十五日に行われる「路頭の儀」です。その前段にいくつかの神事があり、その一つが下鴨神社で執り行われる「歩射神事」です。

 今回はこの神事を見せていただきました。

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  天皇の使いである勅使が参拝する路頭の儀の前に神事の一つとして、弓矢で穢を祓うものです。ここには写っていませんが、最初に鏑矢が”ヒョウーーッ”と音を立てて飛び去ったのです。初めて鏑矢が鳴るのを聞き、ちょっと感激しました。

 

 加茂社のもう一方の上賀茂神社では、この日は「競馬会神事」が行われていて、もっぱらそちらが人気なのは言うまでもありません。新聞、テレビニュースの絵になりますからね・・・。でも、こんな厳かな神事も葵祭の一つです。

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森の巻109・こちらはなつかしい味ですが・・・

  草花は見て楽しむのが普通ですが、もちろん味わうことも多々あります。タラの芽やコシアブラ、タンポポ、リョウブなど山菜、食べられる野草として料理されるのは昔から・・・。

 こども達が遊びがてらに味わう草のひとつに「スイバ」があります。茎の皮をうまくむいてかじると、独特の酸っぱい味がします。子供のころから親しんだ味で、いまでもなつかしい味だと思ったりします。

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 この酸味はシュウ酸(oxalic acid)が含まれているからですが、このシュウ酸は1766年にカタバミ(カタバミ属:Oxalis)という草から取り出されたためoxalic acidと名付けられたのです。

カタバミ科のほかにアカザ科のホウレンソウやスイバと同じタデ科のギシギシ、イタドリなどの多くの植物に含まれています。スイバやイタドリ、ホウレンソウなどには水溶性シュウ酸塩として含まれているので直接口にしても大丈夫ですが、サトイモ科のマムシグサ、ザゼンソウなどには不溶性シュウ酸塩のシュウ酸カルシュウムとして含まれ、その針状結晶が肌や口に刺さってかゆみ、痛みを引き起こします。先日のテレビでは、コンニャク芋を生でかじって大変な目にあったという番組を放映していました。

 

 ところで、シュウ酸を漢字で書くと蓚酸ですが、「蓚」という字はカタバミではなくスイバのことを表すそうです。成分抽出はカタバミから、名前はスイバからという「シュウ酸」でした。

 スイバ、イタドリのどちらも「スカンポ」って言いますね。子供たちにはこちらの方がなじみ深いかもしれません。

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