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森の巻109・こちらはなつかしい味ですが・・・

  草花は見て楽しむのが普通ですが、もちろん味わうことも多々あります。タラの芽やコシアブラ、タンポポ、リョウブなど山菜、食べられる野草として料理されるのは昔から・・・。

 こども達が遊びがてらに味わう草のひとつに「スイバ」があります。茎の皮をうまくむいてかじると、独特の酸っぱい味がします。子供のころから親しんだ味で、いまでもなつかしい味だと思ったりします。

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 この酸味はシュウ酸(oxalic acid)が含まれているからですが、このシュウ酸は1766年にカタバミ(カタバミ属:Oxalis)という草から取り出されたためoxalic acidと名付けられたのです。

カタバミ科のほかにアカザ科のホウレンソウやスイバと同じタデ科のギシギシ、イタドリなどの多くの植物に含まれています。スイバやイタドリ、ホウレンソウなどには水溶性シュウ酸塩として含まれているので直接口にしても大丈夫ですが、サトイモ科のマムシグサ、ザゼンソウなどには不溶性シュウ酸塩のシュウ酸カルシュウムとして含まれ、その針状結晶が肌や口に刺さってかゆみ、痛みを引き起こします。先日のテレビでは、コンニャク芋を生でかじって大変な目にあったという番組を放映していました。

 

 ところで、シュウ酸を漢字で書くと蓚酸ですが、「蓚」という字はカタバミではなくスイバのことを表すそうです。成分抽出はカタバミから、名前はスイバからという「シュウ酸」でした。

 スイバ、イタドリのどちらも「スカンポ」って言いますね。子供たちにはこちらの方がなじみ深いかもしれません。

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