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森の巻105・こちらも春の訪れです

  ようやく桜の開花が見られ、早い地域では満開のところも・・・。いよいよ植物的には春本番が近いですね。春は桜、新入学、新学年・・・学校と桜では春先のわくわくした気持ちになった思い出がたくさんあると思います。

 桜にいくらか先立ち、大きな白い花を咲かせるのが「ハクモクレン」です。庭に植わった大きな木の枝に純白の花が目立ちます。

 

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 庭によく植えられているハクモクレンに対し、山野の春先に見られるのがコブシの白い花です。よく似ているのは、同じモクレン科の仲間だからです。

  コブシとタムシバもよく似た花でその違いを見分けるのに、花の根本の1枚の小葉が有るのがコブシで、無いのがタムシバと覚えます。ハクモクレンの花の根本にも小葉が1枚つきますので、そこはコブシと似ています。

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 ところで、ハクモクレンは中国原産種で、コブシは日本原産種です。コブシに「辛夷」という漢字をあてることが多いのですが、これは誤用とされています。しかし、ハクモクレン、モクレン(シモクレン:紫木蓮ともいう)が中国では木蘭、辛夷、玉蘭、木筆、迎春などの漢字があてられるということですが、どれがどの種をさしているか決めにくいようです。

 日本原産のコブシは本来その名の由来からして「拳」をあてるのが正しいように思いますが、「辛夷」の当て字もだんだんとそれらしくなってきているように思われます。

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 ハクモクレンの花の中をのぞいてみると雌しべと雄しべのかたまりがこんな風にあります。松ぼっくりの赤ちゃんみたいにも見えますが、同じモクレン科モクレン属のホウノキ、オオヤマレンゲなどと同じような造りです。

 

 

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コメント

どうもです。我が家のハクモクレンはもう満開を過ぎつつありますので、蕾の向きを確認できませんが、意識していなかったので、はっきりときたむきだったかどうか・・・。
 どこかでモクレンの仲間の蕾を見かけたら注意して見てみます。ありがとうございます。

投稿: 森太郎 | 2012年4月 8日 (日) 20:25

モクレンの仲間は、つぼみの先端がすべて北を向くということですがどうですか?確認してみてください。
理由は南側の成長が北側よりも良く、その結果先端が北を向いているということだそうです。

投稿: キタゴン | 2012年4月 8日 (日) 07:47

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