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京の巻112・愛宕山周辺のこと(続き)

  愛宕山の周辺で特に冬ならぜひ紹介したいのが「水尾」です。嵐山を流れる保津川(大堰川)の上流で保津峡あたりでその保津川に流れ込むのが水尾川です。水尾川を遡るように上流へ歩けば1時間余りのところに水尾の里があります。愛宕山へも向かうことができる小さな集落ですが、今は「柚子の里」として隠れた人気の場所になっています。

 京都では鳥肉のことを「かしわ」といいますが、かしわの水炊き、すき焼きをおいしく食べさせてくれる家(民家)が十数軒あるようです。また、御馳走の前に柚子風呂にゆっくりと浸かり、心も体もほっこりさせてその後においしいビールとともにかしわの鍋をつつけば、最高です。

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集落の周辺には、柚子がたわわに実っています。香ばしい香りが辺りに漂うばかりです。

 今回は、愛宕山に登り、雪も踏みしめ、そして柚子風呂とおいしいかしわの鍋でとてもいい思いをしました。充実した一日をすごせたと満ちたりた思いです。皆様も機会があればぜひ訪れてみてほしいものですね。

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京の巻111・愛宕山周辺のこと

  愛宕山の山頂付近には愛宕神社がありますが、表参道とは別のルート途中に「月輪寺」(つきのわでら:古くは「がちりんじ」と呼ばれていたそうです。)という古刹があります。天台宗の寺です。平安以前の創建で、天応元年(781)といいますから、奈良時代末となります。

 慶俊僧都という方の開基で、地面から掘り出された鏡の背面に「人天満月輪」との銘があったことから「月輪寺」とされたようです。山腹にあるので敷地も狭く、お堂もたくさんはありませんが、歴史は古く、平安の昔より多くの貴人や僧侶が訪れたということです。

 

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  空也上人や法然上人、親鸞上人といった僧も参籠したり訪れたりしています。上の写真に写っている樹は、「しぐれ(時雨)桜」と呼ばれていて、4月中旬より5月中旬ころに葉先からしずくが垂れるらしいのです。親鸞お手植えの桜とされていますが、法然、親鸞が流罪となり京都を離れるにあたり、心を残したため涙として流れているのだろうと云われています。

 いずれにしても、晴れの日でも葉先からしずくが滴り落ちるのは珍しいと思います。一度見てみたいものですね。

 また、月輪寺の手前の道を振り返ると、山麓の嵐山あたりが桂川の蛇行する姿とともに眺めることができます。晴れた春に登りたいと思っています。

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 (写真中央右寄りの、山体が少しへこんだあたりの上が嵐山あたりです。)

 

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京の巻110・愛宕山冬景色

  寒い日々が続き、雪国では豪雪が暮らしを直撃しているようです。雪も少しはいいのでしょうが、あまり多く降り積もると困ったものです。

  京都市内周辺でも北山をはじめ京都盆地周辺の山々に雪が積もることがあります。1月末に、愛宕山へ登ってきました。愛宕山は標高924メートルでこの辺りでは比較的高い山ですが、いつも雪があるとは限りません。それでもたぶん頂上付近は積雪が見られるだろうというころで、久しぶりにアイゼンなど持ち出して登ることにしました。

 途中までは特に雪は見られませんでしたが、頂上付近にある愛宕神社に近づくにつれ雪道となってきました。さっそくアイゼンを装着して歩き出したのですが、アイゼン歩行は気持ちがいいものです。キュッ!キュッ!と雪のしまる音が心地よく聞こえます。それほど多い雪ではありませんでしたが、雪の山を久しぶりに味わうことができました。

※(写真は3枚アップしていますので、見られない場合は、≪続きを読む をクリックしてください。)

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