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風の巻99・とうとう頂上に着きました!

  大和葛城山の頂上はすっかり秋でした。(二等)三角点のある頂上は広場のようになっていて周りの景色もよく見えますので、気持ちのいいところでした。山の秋の定番植物と言えばススキですね。そのススキの背後に大きくそびえるのは金剛山です。Img_4292
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次回はこちらも登ってみたい山です。その金剛山を真正面に眺めながら昼食の弁当をおいしく食べました。のんびりと緩やかな時間を過ごせました。

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風の巻98・自然を歩けばいろいろ当たる?(3)

  いろんなものを見ながら歩いてきましたが、大分葛城山の頂上に近づいてきました。近畿の山ではよく見かける樹木にリョウブという木があります。「リョウブ飯」のことも以前記事に書いたかと思います。樹皮がはがれてまだら模様になるので、割合覚えやすい木です。ただ、単木的に生えていることが多くのですが、今回はリョウブ林ともいえる集団で生えているところを見かけました。ちょっと珍しいように思います。

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上の写真の林分は背の高い木はほとんどがリョウブです。実際は写真に写っているより広い範囲で生えています。日当たりのよさそうな南向きの斜面でした。

 このリョウブの樹皮に似ているナツツバキもありましたので紹介しておきます。こちらもまだら模様ですが、リョウブのはがれた樹皮が幹に残りやすいのに比べあまり樹皮に残らないようです。そのためすっきりした感じの幹に見えます。

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風の巻97・自然を歩けばいろいろ当たる?(2)

北尾根コースの真ん中あたりになりますが、ふと足元を見るとこんなものが目に付きました。

セミの幼虫です。

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 ニイニイゼミかクマゼミかよくわかりませんが・・・。土中より出て羽化することなく終わってしまったのでしょう。ちょうど登山道の真ん中だったので、多くの登山者に踏まれるのもどうかと思い掘り取って、そばの林の中へ入れておきました。すべてのセミが羽化するのではないとわかってはいますが、いつもは羽化後の抜け殻ばかり見ているものですから、土中からでることなくその一生を終えてしまったこのセミのことを思うと、生き物の宿命とはいうものの、なんだか考えてしまいます。
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 次はイヌガヤの木で実が付いていますが、その実は2年目に紅紫色になります。右側のほうに色づいたものが見えます。

 昔はイチイ科に含まれていましたが今はイヌガヤ科として独立し、1科1属のイヌガヤ属に属し日本ではこのイヌガヤとその変種であるハイイヌガヤがあります。本家(?)のカヤはイチイ科のカヤ属で日本ではカヤだけでなんです。カヤは碁盤材として有名ですが、このイヌガヤは有用でないということであまり使われないらしい。しかし、材は耐久性が高くねばりがあって縄文時代の弓が出土しているので使わないと「MOTTAINAI」と思います。(続く)

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風の巻96・自然を歩けばいろいろ当たる?(1)

  葛城山の続きです。たぶんどこでもそうなんでしょうが、山道を歩くといろんなものに出会います。きれいな景色も見逃せませんが、自然の中の小さな生き物(植物も動物も・・・)もいろいろあって面白いです。

 まずは、アケビです。これはミツバアケビのようです。紫色に色づいた果実はおなじみの姿です。中の果肉は甘くておいしのですが、つるつるした黒い種子がたくさん入っているので、飲み込まないよう吐き出します。

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 これの蔓をつかった細工物で有名なのが、鳩車(はとぐるま)で、長野の野沢温泉の郷土玩具です。我が家にある鳩車を載せておきます。学生時代に山好きの友人からもらったものです。いつの間にかなんだか愛着のあるものになりました。

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 ところで、アケビのことを漢字で「木通(または通草)」と書くのはなぜだろうと思っていましたが、漢方薬からきているのだそうです。アケビの木部(つるの部分)を輪切りにして乾燥させたものを生薬として使うようですが、つるの部分は、細い孔があり上下に通じているところからこのように書き現すそうです。

 おいしいおやつになったり、玩具の材料になったりするのに加え漢方薬にもなるアケビは大切な植物として人々の暮らしに生きてきたのでしょう。・・・(続く)

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風の巻95・山の上は秋の気配が・・・

 朝晩しのぎやすく秋めいてきましたが、さらに秋の気配を求めて山に登りました。奈良県と大阪府の間にある大和葛城山です。ここは春のツツジが有名で大勢の登山客や観光客が訪れるそうです。

 今はススキが秋の気配を満喫させてくれます。金剛生駒紀泉国定公園の山のうちで金剛山の1125mに次ぐ959.7mの標高ですので、それなりに高い山です。

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 写真にあるようにロープウエイがあり約6分で山頂近くまで運んでくれますが、今回は歩いて上り下りしました。新しくつくられた北尾根コースの急坂をじっくりと登るのですが、東方向に奈良盆地が見渡せますので、途中休憩のときに大和三山(天の香具山、畝傍山、耳成山)など古の奈良のを想いをはせながら感慨にふけるのもいいもんです。

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 為政者が山に登り、国の様子を見てそこに民々の炊飯の煙がのぼり立つのみて、美しい国だなと感じたというような和歌があったなと思っていたのですが、調べてみると下の歌だったようです。万葉集の舒明天皇の歌でした。

大和には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天の香具山
登り立ち 国見をすれば 国原は 煙(けぶり)立ち立つ
海原は 鴎(かまめ)立ち立つ うまし国そ 秋津島 大和の国は (舒明天皇)

・・・(続きは次回に)

 

 

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