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森の巻96・名前は子供(?)実は親(!)

さて、これも京都東山に生育していた植物です。

Img_3500

 これは、なんだかお分かりでしょうか?割合大きな葉っぱに赤い実がなっています。実をアップで見てみましょう。

Img_3507

 野イチゴのような集合果ですね。直径が1.0~1.5センチ程度で、食べられますがあまり口当たりはよくないようです。  さらに葉っぱを大きくして見てみましょう。

Img_3508

 形が少しゆがんだような感じです。ここでは写っていませんが切れ込みがある葉っぱもあります。

 これは「ヒメコウゾ」です。和紙の原料としてよく知られている「コウゾ(楮)」と同じクワ科コウゾ属の樹木です。名前が「ヒメコウゾ」ですので普通は「コウゾ」が基本の種だと思いがちですが、実は「コウゾ」は「ヒメコウゾ」と「カジノキ」(これもコウゾ属)の雑種なんです。

 「コウゾ」は栽培種なので普通は自然には見られませんが一部野生化しているものもあるらしいです。

 ところで、「ヒメコウゾ」の学名がBroussonnetia(属名) kazinoki(種名)というので、なんだかややこしいことになってます!

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

コウゾは植物学的には基本種ではないようですが、私たちの生活により身近な種として「コウゾ」という名を獲得し、その親がヒメコウゾとなったんでしょうね。
 ところで、「口当たりはよくないようです。」と書いたのは、私は口にしていないからです。実が少なかったので、残しておこうと思っただけなんですが、食べずに正解?だったかも・・・。貴重な食味の報告をありがとうございます。(そうか・・・ちくちくするのか!)

投稿: 森太郎 | 2011年7月19日 (火) 15:32

コウゾがまずありき、の基本種と私も思っておりました!
ありがとうございます。
そうか、人間が利用してゆく過程でコウゾが出来たという事でしょうか。

因みに初めてこの実を食べた時、
舌にホチキスの針がかちかち!と何個も止ったような感触が、、!!
あれは毛?柱頭の名残りだったか??
味はかなり美味しかっただけに、、(>_<)

投稿: snowrun29 | 2011年7月17日 (日) 22:44

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