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京の巻92・いろんな由緒があるんです

 京都京北の山国隊の話をしましたが、山国にゆかりの人で牧野省三という方がおられました。日本映画の職業的映画監督としては最初の監督で『本能寺合戦』という日本で初めての時代劇映画を創った人です。坂東妻三郎、嵐寛十郎、片岡千恵蔵といった映画草創期のスターを育てた功労者でもあります。その牧野省三は、山国の生まれで、父は山国隊隊長だったそうです。

 そんな華やかな映画界とは少しイメージが違うのですが、山国に「山國神社」がありました。式内社ということで、やはりその歴史は古く、桓武天皇の父光仁天皇の時代で宝亀年間(770~780)に創建されたそうです。ここ山国が幕末明治の戊辰戦争で農民兵として活躍したのも、皇室との関係ある歴史があったからだそうです。そもそも平安京の大内裏を造営するときに木材を供給することとなり、御杣料地として定められたことに由来します。Dsc00204

以来長く御用木の調達先として、山国は禁裏(皇室)の荘園として深い関係を保ってきたのです。

 名前のとおり静かなたたずまいをみせる山国の郷にふさわしい「Dsc00205 山國神社」は大己貴命(おおなむちのみこと)こと大国主命が主祭神として祀られている神社です。おそらく普段はひっそりとしたたたずまいをみせ、地元の人以外は訪れる人も少ないだろうと思われます。でも、そこに深い歴史が刻まれ、落ち着いた様子で周囲の情景にあった社殿や敷地がとても懐かしいような感じを与えてくれました。

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