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風の巻58・大したもんです!

 滋賀坂本の日吉大社は比叡山(延暦寺)と切っても切れない関係ですが、僧兵がこれを担いで京の都の朝廷に強訴にいったということです。そうですね神輿ですね。平安京に遷都後桓武天皇が寄進したとされており、数々の神輿が担がれたことでしょう。

 写真に写っているのは、桃山時代に造られた神輿だそうです。本来ならさらに古い神輿が残されていてもいいのですが、元亀二年(1571)、信長の比叡山焼き討ちにより焼失してしまいました。したがって桃山時代のものとなるのです。重要文化財として日吉大社には14基現存しているということです。

 それにしても、天皇をも嘆かせた比叡山の僧兵はこんな神輿を担いで比叡山を越え都に強訴に行ったとは大したもんです。何しろこの神輿、重さ五百貫で約2トンもあるんですよ!弁慶のような僧兵がわんさかいたのでしょうか、驚くばかりです。

 なお、この強訴は平安から室町時代に至る三百七十年間に四十数回行われたということです。恐るべし、比叡山のパワーです。

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京の巻87・ここにも亀が・・・

鳥居をくぐり参道をまっすぐ行くと、大きくりっぱな門が建っています。「楼門」といわれる門で、これをくぐるといよいよ社殿などがあり厳かな気持ちになります。

Dsc00111 門の左右のやや下になにやらくっついているのは、「しゃもじ」(杓子)なんです。いろいろな願い事を書いてここに差しておくと願い事がかなうという「祈願杓子」だそうです。

この門をくぐると右手に手洗い水の処にいましたよ、亀が。松尾大社は亀がお使いだと前の記事の題に書きましたが、やはり亀さんがいましたね。Dsc00112 社殿の裏には霊亀の滝があり、亀の井という清水、霊水の湧く井戸もあります。今回はそこまで行ってみませんでしたが、亀は神の使いとして当松尾大社では大切に扱われています。その亀の井の清水を酒造りのときにお酒に混ぜるとお酒が腐らないと言われていて、多くの酒造りに篤く信仰されているのです。

(また、続きます。)

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京の巻86・亀がお使いです

京の都、平安京は古い都ですが、それより古い神社のひとつが「松尾大社」です。松尾や嵐山、桂といった辺りは、葛野郡とよばれ、そこには朝鮮半島からの渡来人である秦氏一族が住んでいました。土木事業や機織、染色その元となる養蚕などの技術に長けた人々でした。

おかげで、朝廷からも重用され、大きな力を持つようになっていき、そのころの色々な伝説的話や逸話が残っています。

その秦氏の京都での氏神が「松尾大社」なんです。Dsc00110 祭神は大山昨命(おおやまくいのみこと)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。

大山昨命は開発の神様で、市杵島姫命は海上交通の神様ということで、秦氏の来歴やその特性を物語っているんです。

さて、さてその松尾大社の様子は写真のとおりです。

(続きは別の機会にお届けします。)

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