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風の巻42・あの歴史上の人物も・・・

 鞍馬山では、牛若丸が必ず登場しますが、比叡山ではというと、これまた牛若丸になくてはならない人物が登場します。武蔵坊弁慶ですよね。この弁慶、歌舞伎の『勧進帳』や能の『安宅』などではよく知られていますが、実際の生涯についてはよくわからないそうです。幼名「鬼若」と呼ばれ、比叡山に入るが乱暴が過ぎて追い出されたようです。怪力、豪傑の代表として世間で認めるところ。

 その弁慶は、比叡山では西塔に属したそうですが、修行中、日夜水を汲んだところが「弁慶水」と称されているところだそうです。Dsc00022 ここの湧水は比叡山の中でも最も湧水量が多いところで、今でも比叡山で必要な水の相当な量をまかなっているといわれます。

ここで、ひとつ問題です。多くの水を湧き出すのこ場所の周辺、上部の森林はどんな森でしょうか?

・・・・・コナラ、モミジ、その他広葉樹が混在した林相の豊かな森ではなくて・・・ヒノキ、スギの人工林なのです。写真の大木もスギの木です。

 スギやヒノキの人工林は森林の持つ水源涵養機能などが広葉樹林には劣るといわれることが、ままありますが、決してそんなことはありません。十分手入れもされずに、日があたらない林床で下草も生えない、主林木も十分根を張らずにひょろ長く伸びるだけなんて人工林であれば問題外ですが、手入れの行き届いた森林であれば人工林、針葉樹林といえども森林土壌がよく発達して、水源涵養機能も発揮できるのです。

(続く)

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