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京の巻67・愛宕参りは・・・(3)

 愛宕さんでは、樒(シキミ)が神符とされ、火伏せの効験あらたかなため参拝者のために売られていました。この樒は、山麓の集落である水尾の女達が愛宕神社まで背負ってのぼり、神前に供えてから売っていたそうです。

 台所のかまど(竃)のことを京都などでは「おくどさん」といいますが、愛宕さんで求めた樒の葉を毎日一枚ずつおくどさんにくべると火事にならないといわれていました。その樒を売る場所が「ハナ売場」といわれて社殿の手前1キロのどのところにあったそうです。Dsc00107

 水尾へは表参道の途中から分かれて山稜を下ります。

 そんなハナ売場跡を過ぎて歩を進めると、正面に門が見えてきました。「あーやれやれ、もうすぐや!」と思わず口から出てしまいます。Dsc00109

この門は「黒門」と呼ばれ、その名のとおり黒い色をしていますが、また、「京口惣門」とも呼ばれたそうです。いまは無くなりましたが、愛宕神社と白雲寺というお寺が神仏習合の山として同じ場所にありました。慶応4年の神仏分離令により白雲寺は潰されてしまったそうです。

 この黒門は、そのお寺の名残として今の残っているのです。

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