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森の巻64・樹の皮って色々だな(7)

  春になると花を咲かせる樹木はたくさんあります。福岡県八女郡では「ミズシの花が咲くと田植えせにゃならぬ」と言い伝えられているのが、ミズシこと「ミズキ」です。田植えにはまだまだ早いのですが、春の開花期に水を吸い上げる力が強く、その頃枝を切ると水がたくさんでるので「水木」と呼ばれます。

  ミズキと同じミズキ科ミズキ属の木にクマノミズキがあります。最初に発見されたのが、三重県熊野地方なので、そのように名づけられました。Dsc00015

 この写真はクマノミズキで、その樹皮はちょっと分かりずらいですが、浅い裂目があり網目状の樹皮となっています。ミズキとクマノミズキは樹皮の内部の色が異なり、ミズキをシロミDsc00016ズキ(シロミズシ)、クマノミズキをアカミズキ(アカミズシ)と区別して呼ぶ地方もあります。

 ミズキの材は東北地方のこけしの材料としてよく使われていますが、クマノミズキは材が堅く、薪や炭にはむいていますが、細工物には適さないそうです。・・・「適材適所」ともいえますね。

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございます。「田打ち」というのは、田んぼ耕起のことですよね。植物の季節と農業の暦とはいろいろと関係があるようですが、自然の移ろいと暮らしのリズムが合うのはいいことだと思います。そんな生活がかつては当たり前だったのでしょうが・・・。

投稿: 森太郎 | 2008年3月22日 (土) 20:45

北国には「田打ち桜」といって、この時季に咲くタムシバの木があります。
ミズキは黒石こけしの材料で、このため人工植栽している場所もあります。
ミズキは互生、クマノミズキは対生と今でも覚えてます。

投稿: 北の権助 | 2008年3月22日 (土) 03:43

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