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風の巻35・はびこっています!

 見るからにかわいい薄黄色の小さな花がきれいに咲いていました。陽のよくあたる山の斜面で、かなりの広がりで群落をつくっています。Dsc00030

 この花は「ナルトサワギク」と呼ばれています。徳島の鳴門で最初にみつかったのですが、この花は外来生物、しかも「特定外来生物」なのです。原産地はマダガスカルだそうですが、日本の在来種の生態系や農林水産業に被害をおよぼすおそれがある生物ということなので、栽培、保管や運搬、野外への放出などが禁止されています。

 日本では、徳島の鳴門で見つかってから次に淡路島にまで広がってきました。また、神戸をはじめ、関西では和歌山や大阪の一部にももう分布を広げているようです。四国から淡路島、そして神戸へは、大鳴門橋、明石海峡大橋を通じて広がってきたのでしょうか。

Dsc00031 海外では、東オーストラリア、南アメリカそしてハワイで問題になっているようです。

 この植物は年中花をつけるということですし、またアレロパシー作用持っているそうで、急激にはびこっているのでしょう。家畜への中毒作用もあるということですから、牧草地への侵入があると被害が出るでしょう。

 写真は淡路島の南の灘という地区の山腹で撮影したものです。

(昔のセイタカアワダチソウの時のようです。)困ったものです。

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京の巻63・禁門ともいうのです

「蛤御門」の続きです。

蛤御門はもともとは開かずの門でした。「蛤御門の変」の戦火で内裏が火災に遭い、開かずの門が開いたのです。本当の貝の蛤を焼くと口を開けますよね。ですから、焼けて口をあく蛤に例えて「蛤御門」とそのときから呼ばれるようになったのですよ。

Dsc00091_2 その前は「禁門」と呼ばれていたので、禁門の変とも言います。なぜこの門は開けられていなかったのでしょうか。

その理由は、御所の中の内裏(天皇が普段生活している場所)に大変近いからなのです。警備安全のためなのでしょう。

この門柱には「蛤御門の変」の戦火の時に打たれた銃の弾痕が残っています。右の写真の白くなったところがそうです。皆が触っていくので、そこだけが白くなっているのです。

御所にいったら見つけてくださいね。Dsc00093

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京の巻62・御所で一番!?

 京都御所、大宮御所、仙洞御所を含む京都御苑の周りには幾つかの出入り口があり、その多くには門が構えられています。

 東側には、①石薬師御門、②清和院御門、③寺町御門が、南側には、④富小路口、⑤堺町御門、⑥間ノ町口、西側には⑦椹木口、⑧下立売御門、⑨出水口、⑩蛤御門、⑪中立売御門、⑫乾御門、そして北側には⑬今出川御門、⑭今出川口があります。

 たくさんあるでしょう。14の出入り口があり、そのうち9つに御門が構えられています。この9つの御門のうち一番有名なのが「蛤御門」なのではないでしょうか。皆さんも日本史で習った覚えはDsc00089ありませんかDsc00090?「蛤御門の変」を。

明治をさかのぼること4年、元冶元年(1864)7月19日、京都に入った長州藩と御所の警備をしていた会津藩、薩摩藩を中心とする諸藩との間におこった戦いを言います。

この「蛤御門の変」で幕末の京都は戦火にみまわれて火災が多く発生し建物などもたくさん焼けてしまいました。残念なことです・・・。

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風の巻34・これが丹波竜です

 皆さん 「丹波竜」というのを最近聞いたことありませんか。この間もNHKのニュースの特番で紹介していました。恐竜には詳しくないのですが、割と身近なところで新しい恐竜の化石が発見されたものですから、ちょっと興味を持ちました。

 約1億4千万年前~1億2千万年前の地層からひとつの肋骨の化石が発見され、その後専門家の調査発掘により、多くの化石が見つけられました。

今のところ尾の部分の骨の化石が中心のようです。

Dsc00006 左の写真は「尾堆」といって尾の中ほどの骨だそうです。また、右の写真は「血道弓(けつどうきゅう)」といって動脈を保護する骨だそうです。しかもこの血道弓はこれまで見つかった中で最大級の大きさのものといわれています。Dsc00007

地層は中生代の白亜紀前期の頃のようで、見つかった恐竜の骨は竜脚類の仲間の「ティタノサウルス類」だそうです。発見場所は川床の岩盤部分で、水の少ない冬場にしか発掘ができないのです。

今注目されているのは、一部頭の骨が見つかり、その状態から全身骨格の化石が堀り出されるかもしれないということです。世界的にも大変珍しいのだそうです。

うまく、見つかるといいですね。

(※注:写真の化石はどちらもレプリカです。)

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森の巻60・もうすぐ春ですね!

 2月9日の土曜日は、全国的に雪模様のようでしたが、京都でも結構降りました。我が家の近所で約7Dsc00099~8センチ積もったでしょうか。

 そんな冬真っ盛りの季節ですが、少しずつ春が近づいています。1月から2月に黄色い花をつける蝋梅(ロウバイ)が御苑に咲いていました。 他に花が少ない時期なのでよく目立ちます。花の中が黄色いので、実際はソシンロウバイです。「素心蝋梅」

写真を見ていただいたら分かると思いますが、その花はまるで蝋細工のようです。また花を梅になぞらえて「蝋梅」と呼ばれるようになったのは、うなずける話です。Dsc00102

 ただ、陰暦の十二月すなわち「蝋月」に咲くので蝋梅と呼ばれるとの説もあるそうです。

 もうひとつ春にちなんだ植物を紹介します。「ハルニレ(春楡)」です。北海道ではお馴染みなんでしょうが、なぜか京都御苑で大きく生育しています。西日本ではまずお目にかかれない樹木なんですが、北国の方からの献木なんでしょうか・・・。 (こちらは、名前に春が付くので春を思ったわけです。樹名板に「ハルニレ」と書いてありますね。)

 このときも雪が舞い散る寒い御苑でしたが、春の足音がかすかに感じられました。そうそう、紅梅白梅の花も二輪、三輪と咲いていましたね。

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京の巻61・雪の御所

1月末・・・朝から寒い日だと思って出かけたら、とうとう雪になりました。

ここは京都御所。普段は散歩する人や御所を横切って近道する人などや観光する人などもいてそれなりに人が行き来しているのですが、あまりの寒さにか人影がほとんどありませんでした。Dsc00080

広い道の奥に見えるのが、本当の「京都御所」です。京都御所のほかここには「仙洞御所」「大宮御所」があり、それ以外の周辺区域は「京都御苑」というのです。

京都御苑は新宿御苑、皇居外苑とともに国民公園として市民などに親しまれています。・・・・・でも、京都の人は、この御苑も含めて「御所」と呼んでいます。天皇が住んでいた本当の御所も、公家屋敷の立ち並んでいた御苑の区域も全部ひっくるめて「御所」と親しみを込めて呼んでいます。Dsc00088

 ところで、右の写真の一筋のものは何でしょう?

 正解は・・・自転車専用(?)道です。

砂利が敷き詰められたところを近所の人が自転車でいつも同じところを通るので、こんな状態になりました。砂利の上を走ると走りにくいですからね。

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風の巻33・どちらが本当?

 龍野という地域を以前紹介したことがあります。清流揖保川の下流域に発達した城下町です。JR山陽本線の姫路より西に行くと「竜野駅」がありますので、そこが龍野の中心駅だと思っていました。

 しかし、同じ龍野にもう一つ「本竜野駅」という駅があるのです。JRの姫新線の駅です。Dsc00007

龍野は古い城下町で以前は龍野市だったのですが、近頃の市町合併により「たつの市」となりました。そして「竜野駅」のほうはというと、揖保川町という町にあり龍野市ではありませんでした。

揖保川町に「竜野駅」、龍野市に「本竜野駅」があったのです。それが市町合併で龍野市も揖保川町も「たつの市」になったのです。

いわゆる龍野の中心駅は「本竜野駅」なのですが、駅付近の賑わいからDsc00008いうと「竜野駅」がまさるような気がします。

 ・・・ なんかややこしい話ですみません。

 いずれにしても、龍野は童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風のふるさとなので、「本竜野駅」の駅前には赤とんぼをイメージした銅像が建てられています。落ち着いた静かな街なんですよ。

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風の巻32・春の海??

 2月になり、節分を迎えたら暦の上では立春なのですが、寒さはいよいよ厳しさを増すばかりです。ところが、日により地域により穏やかな景色も見られます。

Dsc00009 瀬戸内の朝の景色です。なんかゆるやかな感じがしませんか。「春の海 ひねもす のたりのたりかな」を連想してしまいました。

 神戸から淡路島へ向かう高速道路から撮影したものです。淡路島といえば、瀬戸内海の中の大きな島ですが、気候は温暖なので、植生も暖温帯の植物が多いようです。Dsc00017_2

 その一つに「ウバメガシ」があります。

ブナ科コナラ属の1種でいわゆるカシの仲間ですから、ドングリをつくります。温暖な地域の海岸沿いに生育していることが多く、淡路島でもよく見られるのです。

 材は大変堅く、ガラスをも傷つけるほどといわれていますし、炭は「備長炭」としてお馴染みですね。姥目樫(あるいは姥芽樫)と漢字で書くのですが、若葉を「お歯黒」に使ったからではないかと考えられています。

 奈良の十津川あたり(あるいはもっと別の地域でも・・・)では「バメ」と略するようです。

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