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森の巻57・枝打ちの跡(1)

 林業関係の方なら誰でも知っている「枝打ち」。主にスギやヒノキに対して行なわれます。読んで字のごとし、幹から出ている枝を落とすのですが、今では鋸で作業がされます。枝落としではなく、なぜ枝打ちなのでしょうか。もともとは、というか昔は鉈(なた)で打つように不要な枝を切り落としていたからです。Dsc00025 専用の鉈もあります。

 なぜ、枝打ちをするのでしょうか。主に二つの目的があります。樹木を材木にすると枝の部分は節になります。枝をそのままにしておくと、板材などでは節がたくさんできるようになりますし、柱材では外側に節が残ったままになり、価値が下がるからです。

 適期に枝打ちをすると、枝打ちの跡は材の内側に巻き込まれて、節が少なくなったり、無節の柱材や節の数の少ない材が採れます。

 もうひとつ、枝打ちは下のほうの枝からするのですが、そうすることで、木の下と上との太さが揃うようになるのです。まったく同じということはありませんが、「本末同大」と言って、太さが均一に近い方が値打ちがでます。

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