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京の巻7・千両ケ辻の町屋はよかった(1)

よい天気にDsc00023恵まれた長月二十三日に、京・室町の千両ケ辻に出かけました。西陣織で有名なこの界隈は織物問屋などが多いところですが、この日は普段は見られない町屋の中まで見せていただけるのです。狭い通りの両側に立ち並ぶ古くからの町屋がいくつもあります。

どうですか。なかなか綺麗な町屋でしょう。この家は「伝統文化祭千両ケ辻」実行委員会の事務局がある「町屋deほっ」です。

ここの玄関先にこんなものが下げてありました。Dsc00024_1 「笑う門には福来る」ですよね。 この祭り実はまだ新しく、今年(2006)で四年目だそうです。吉村塾というところでは、同志社大学社会学科社会調査実習班の学生による映像が上映され地域の人々とともにこの祭りに参画していました。

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森の巻7・強力!自動巻割り機

バイオマスのイベント会場では、薪や炭を使って炊き込みご飯や味噌汁をはじめいろんな料理がつくられました。中にはチーズフォンデュまでありました。これをパンにつけて食べましたがとてもおいしかった!

Dsc00039ところで、昔は風呂を沸かすのに薪を使っていたので、斧で薪割りをしたのを覚えていますが、今では自動薪割り機があるんです。これはすごい!威力はあるし、怪我もすくなそうです。いろいろあるんだなーと感心しました。

また、木屑から作ったペレットを利用するペレットストーブの実演もありましたが、その火力は相当なものでした。(家にあれば暖かいだろうなー。)

バイオマスもいいもんだ・・・

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森の巻6・法然院の森でも観察会

Photo_7 法然院ってご存知ですか?京都の市街地の東、銀閣寺から哲学の道を南に下ったところにひっそりとたたずんでいます。その法然院の裏山に森があり、多くの方が森の手入れなどされています。

今回は、この法然院で行なわれた森林バイオマスのイベントに参加した時のお話です。まず、バイオマスの源である樹木がある森の観察会から始まりました。

道中では、アリドオシが赤い実をつけていました。法然院側は広葉樹の森なのですが、尾根まで上がると反対側はアカマツが中心の森でその相観の違いにちょっと驚きました。アカマツ側は国有林で、施業の方法が異なるようです。

指導者の方が子どもたちに森の様子を説明した後、皆で太い枝をかついで下のイベント会場まで持っておりました。バイオマスの利用の実践です。

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京の巻6・小さな神宮?

蹴上のインクラインから自然観察のルートに沿って道を行くと人家を過ぎて少し行ったところで道が分岐しており、今回は左側のルートを取りました。

 そこには、神社があります。階段を上がって鳥居をくぐると、目の前に社殿が建っていますが、手前に一棟、奥にも一棟何やらどこかで見たような感じの社殿です。Dsc00018_2

 (上の写真の右奥とさらにその奥の建物です。左の青い屋根の建物は社務所です。)

手前が外宮で奥が内宮です。そうです。伊勢神宮と同じく内宮、外宮がある神社なのです。名を「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」といいます。

Dsc00019_1 内宮には天照大神と三女神(宗像三神)を祀り、外宮にはアマツヒコニニギノミコト、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が祀られていますが、他にも摂社に沢山の神様が祀られているようです。この神社を過ぎてしばらく山道を行くと、面白いことに「天の岩戸」がありました。

(上の写真は外宮です。)

あの天照大神が隠れてしまって世の中が真っ暗になってしまったという岩戸です。でもここの岩戸は誰でも気軽に通り抜け(?)ができるんです。 Dsc00021

ここは京都市の山科区日ノ岡というところですが、恐らく観光客にはまず縁がないところでしょう。京都の人でもあまり訪れないのではないでしょうか。ちょっと珍しい場所です。

そんな珍しいところへ自然観察の途中で行けるなんて、やっぱり”京都”なんですね。

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京の巻5・これがインクラインだよ!

Photo_6 今回はインクラインの続きで蹴上の斜面を上り下りした台車と船を紹介します。船はいわゆる和船が載せてありますが台車は相当大きなものです。うしろに見える大きな車輪はこの台車を上下させるためDsc00002の車輪(滑車)です。

こんなものが明治時代に蹴上の急坂を上り下りしていたとはちょっと驚きです。2枚目の写真は線路の様子です。今の電車などよりかなり広い軌道となっています。

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森の巻5・樹の皮って色々だな(3)

Photo_4 モミジバフウ。漢字で書けば「紅葉葉楓」。別名アメリカフウといわれるように原産は北米中南部から中米です。葉は手のひらのように5つに分かれていていわゆるモミジに似ているので、このような名前が付いたのです。山科駅への帰り道の洛東高校の近くで見つけた割合大きな樹です。

樹皮は灰色ということですが、写真では少し黒味がかってでこぼこしているでしょう。老木になるともっと黒褐色になり、縦に裂け目ができるらしいです。この樹はまだそこまでいっていないので、青年、壮年の樹というところでしょうか。

漢字から想像するといかにもモミジの仲間のようですが、実はそうではなく、マンサク科フウ属の仲間です。その証拠は、葉の付き方が互生で枝に交互についていることなんです。いわゆるモミジの仲間はカエデ科の樹ですが、葉は対生といって2枚が向き合って付いているんです。

日本では「楓」をカエデと読むので漢字で書くと間違えてしまいますよね。中国では「楓」はこのフウ属の樹をいうそうです。ちなみにフウという種(しゅ)は1727年(約280年前)に中国から長崎に渡来し、モミジバフウは大正時代(約80~90年前)に渡来したということです。

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風の巻3・コウノトリが風に乗って

Dsc00009 昨年9月23日、兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園前で国内で絶滅したコウノトリを自然に帰そうと地域の人々の熱い思いを乗せて飼育コウノトリが5羽放鳥されました。Dsc00037_1

その放鳥式に秋篠宮と紀子様が出席されコウノトリを放鳥されたのです。それからほぼ1年たった今日9月6日に紀子様は無事男の子を出産されました。コウノトリが縁であったのでしょうか。地元の人々、コウノトリの復帰にかかわってこられた方々はきっとそう思われているでしょう。

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森の巻4・樹の皮って色々だな(2)

Photo_5  今回はリョウブの樹皮を見てください。これは各地の丘陵、山地のところどころに見られる樹木で、リョウブ科リョウブ属リョウブですが、日本では1属1種しか見られません。

 樹皮は茶褐色ですが、ところどころが剥がれ落ち、明るいところと暗いところがまだら模様に見えます。ナツツバキに似ていますし、カゴノキにも若干似ています。覚えると森の中でもすぐに見つけられますよ。

 私は春先の明るい色の新葉が上向きに付いているところが好きです。その新葉をご飯に混ぜて炊き「りょうぶ飯」として食べるようです。救荒植物と言われ、その昔は、この樹を植えて飢饉に備えるようお上のお触れがあったということですが、私は少し疑問に思います。

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森の巻3・樹の皮って色々だな(1)

 私が所属している京都森林インストラクター会が、A新聞の関係団体が主催する自然観察会のお手伝いをしました。京都南禅寺近くの蹴上から山科区の安祥寺山国有林(ふれあいの森)までを参加者の方と山道を歩きながら樹木などの観察をして楽しく歩きました。また、間伐体験のあとは雨の中JR山科駅まで歩いて下りました。

 今回はそのうち道々見つけた樹木の樹皮の様子を見てみましょう。南禅寺裏山辺りには、クロバイという樹が割合多く見られます。いわゆる【ハイノキ】の仲間でその樹皮が黒く見えます。また、肌は粗くうろこのように軽くはがれているように見えます。「百聞は一見にしかず」で写真を見てください。Photo_1

貝原益軒は「大和本草」で、このクロバイを「この木乾きても、まきとなすべからず。里俗に姥殺しという。」と言っています。つまり大変燃えにくく、薪には到底向いていないということなのです。おばあさんが薪にして燃やそうと一生懸命に火吹き竹で「ふーふー」しすぎて死んでしまったほど燃えにくいとのことです。

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