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京の巻4・ねじりマンポ

 京都には琵琶湖からひいた疏水があるのはご存知と思います。この疏水にまつわるいろんな施設があるのですが、今回は「ねじりマンポ」を紹介しましょう。

 疏水といえばインクライン、インクラインといえば蹴上となりますが、この蹴上にあるインクラインは、琵琶湖側の水位と京都の街中の水位との高低差を解消するために設けられた施設です。水だけなら管で流してしまえば問題ないのですが、当時、疏水は船運による物資の運搬というのが大きな目的の一つでした。

 大きな高低差のある蹴上で船に積んだ荷物を運ぶために考えられたのがインクラインという傾斜鉄道だったのです。「鉄道?」と思われるかもしれませんが、確かに鉄の線路がある施設です。その線路の上を大きな台車が、荷物を積んだ船を載せて平均傾斜1/15の坂を上下したのです。

  このインクラインの途中に人の通るトンネルがあり、それは煉瓦で造られています。煉瓦にはいろいろな積みかたがあると思いますが、ここのトンネルはその積みかたがねじPhoto れているのです。写真のとおりです。だから「ねじりマンポ」と呼ばれるのです。「マンポ」って何?これはトンネルのことです。京都の方言でしょうか。私の亀岡のおじいさんが老ノ坂峠にあるトンネルのことを「マンポ」と言っていたのを覚えていますから、トンネルなのは間違いありません。  

            (写真をクリックすると煉瓦のねじり具合がわかります。)→

 なお、入口の上にある額に書かれているのは「雄観奇想」という言葉で、このインクラインをつくった当時の京都府知事北垣国道の言葉だそうです。

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コメント

キタゴンさん。コメントありがとうございます。もちろん今でも疏水の水は利用されているんですよ。浄水場がいくつあって、主に上水として利用されています。(インクラインはもう利用されていません。近代遺跡というところでしょうか。)
 
 魚は、先日蹴上に行ったときには琵琶湖から流されてきた例のブルーギルがたくさん泳いでいましたし、山科の疏水ではおじさんが魚釣りしていました。

投稿: 森太郎 | 2006年8月19日 (土) 20:16

北の権助、キタゴンです。
琵琶湖の疎水は、昔社会科の教科書で習った気がします。
ところで疎水は今も利用されているのですか。生活用水は入らないのですか。魚とかは棲んでいるもんですかね?

投稿: 北の権助 | 2006年8月19日 (土) 09:06

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